「つらい」と言われるポイントも知っておこう
つらい仕事もある
介護職にはやりがいを感じられる場面は多いですが、当然つらい仕事ももちろんあります。そのため、介護職の満足度は平均で考えると、高いとはいえません。介護職の仕事がつらいと言われる面も押さえておきしょう。
新人の頃の教育
働き始めの頃は教育を受けて仕事を覚えていきますが、介護職は人手不足ということもあり、丁寧な教育ができていない施設も少なからず存在しています。そのような職場では、先輩から教えられることがそれぞれで違うこともあります。先輩から教わったことと、別の先輩から教わったことが違えば、どちらが良いのか戸惑ってしまうこともあるはずです。教育が統一されていない職場で、新人の頃につらい思いをしたという人が多くいます。
急変時の対応
介護の現場ではどれだけ注意をしていても、転倒や急変のケースが起こってしまうことがあります。誰が勤務をしていたとしても起こりうることですが、その場にいた職員に責任があると言われてしまうこともあります。急変では命に関わることもあるので、そのプレッシャーからつらい仕事と言われることがあります。
勤務時間
前述しましたが介護職は慢性的な人手不足なので、職場によっては労働時間外に記録などの書類作成をするように言われたり、規定の出勤時間よりも早めに出勤させられたりすることがあります。勤務時間が独自ルールによって発生する手当の出ない時間外労働に対して、つらいと感じる人も多くいます。
仕事が思うように進まないことがある
利用者の機嫌などによって、仕事の進捗に影響があることは珍しいことではありません。利用者の状態によって介護を拒否されてしまうと、予定通りに仕事が進まず先輩から怒られてしまったり、仕事ができないと言われたりしてしまい、ストレスが溜まってしまうことがあります。
やり方を押し付けられることも
介護職は身体を使って仕事をするので、その人の身長や力の違いによって適した仕事のやり方があります。そのため、誰かにとっては楽なやり方だとしても、そのやり方は全員にとって楽なやり方とは限りません。しかし、そのことに気づいていない人から、このやり方が一番楽だと押し付けられてしまうこともあります。自分にとって楽なやり方で仕事をしようとしても、教えたやり方と違うと怒られてしまうこともあります。もっと楽な方法を見つけているのにそれを押さえつけられるのは当然ストレスですが、それで仕事が遅いと言われたりするとより一層つらく感じてしまいます。